技術士さいたま

2013年10月29日

友、逝く (2)

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前記事から続く

今年の4月に彼から連絡があり、心配を掛けたくなかったから知らせなかったが食道ガンが再発し、手術も放射線治療も不能で薬物療法(抗ガン剤)を行っているとのこと。

私自身衝撃を受け非常に動揺しましたが、極力冷静にそして可能な限り前向きにセカンドオピニオン等の他の医療機関での受診なども勧めましたが、意識して慰めの言葉は掛けませんでした。

そんな状況でメールのやり取りをするうちに、
彼が「(私の考案した)線香立て」を購入したいと言って来たので理由を聞くと、彼自身(の供養)用にとのこと。

私は「ふざけるな!誰にでも何時かは来る事だか、まだだゾ!頑張れ。」と断りましたが、 5月になり再び「自宅の仏壇の線香立てが燃え残りして、掃除が大変なんだ。」と頼まれ、実際は自分用に用意をしておきたいのだなと分かりましたが、断るのが忍びなく、発売前なので試作品を送るという形で対応しました。

彼の感想は「毎日お線香あげてます。燃え残りせず、最高です。」

今となっては、あの時彼に線香立てを使ってもらえて本当に良かったなと思います。

今年の「コラボさいたま」での出展も彼に見に来てほしいので、
招待状と資料を封筒に入れ彼のお棺に入れてくれるよう彼の娘さんに頼みました。

線香立ての展覧会出展用の名前は「Stratum」ですが、商品名は彼の名前の音をもらって「香層(こうぞう)」にさせてもらおうと思います。

 

by 独楽助(携帯から)

posted by GS法人 at 13:50 | Comment(0) | 友、逝く

2013年10月25日

友、逝く。(1)

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中学時代の同級生が13日に亡くなりました。

家もすぐ近くで、学力も私とドッコイ。

しかし、身長180pでスタイル良く、運動神経抜群、俳優にだってなれそうなルックス、

とにかく格好良い奴でした。

早い話、私とは「月とスッポン」。

高校在学時からドロップアウト気味だった私とは違い、

自分で人生の構想を練り努力を続け、彼は念願のパイロットになり活躍。

無事故で8,000時間超のフライトをこなし2年前に無事定年を迎えましたが、

4年前には食道ガン(初期の表皮ガン)になり手術にて快復したものの、

2年前にはくも膜下出血で倒れ、緊急手術でなんとか命拾い。

やっと良くなったと思ったら昨年暮れに急に声が出なくなり、

受診すると食道ガンの再発が判明。

本年当初からは、毎月10日間程の抗がん剤治療を続けて頑張ってきましたが、

残念ながら薬効なく永の別れとなりました。

昨年の11月に「コラボさいたま2012」に出展の折は、

わざわざ神奈川県から見に来てくれて、快復を共に喜び合ったのに、

その直後、昨年暮れから急に病状の悪化となったのであります。

私の考案した「燃え残りしない線香立て」を最初に使ってくれたのは彼であり、

それは彼が彼自身の余命のあまり長くないこいとを悟り、

近い将来家族から線香を手向けてもらう為に自分で用意していったのであります。

人生の無常、儚さに心が揺らぎますが、

抗がん剤治療が続く苦しい闘病生活の中でも常に応援してくれた彼の為にも、

私自身悔いの無いよう、私自身の『その日』が来るまで全力で頑張ろうと決意を新たに致しました。

そして、いつの日か再び彼に逢えたらと思います。

by  独楽助

 

posted by GS法人 at 09:42 | Comment(1) | 友、逝く
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